おすすめ iOS 辞書アプリ 【 有料編 】

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日本語教師が持っていて役立つ、おすすめ有料辞書アプリを紹介します。無料の国語辞書アプリは、解説が簡潔だったり、語彙数に見劣りを感じます。使い慣れた辞書のiOSアプリ版があるなら、スマホに一つ入れておくと安心です。検索のスムーズさ、履歴やブックマーク機能の便利さを味わうと、紙の辞書には戻れなくなってしまいます。

国語辞典に特にこだわりがないので、使いやすさと値段のバランスを考えた結果、大辞林に決定しました。
インターフェイスはそのままでも見やすいですが、文字の濃淡やサイズ、辞書の背景色(黒か白)も、自分好みに変更できます。また、[ 起動時に検索を表示 ] をONに設定しておくと、インデックス画面が表示されず、すぐ検索できるようになります。
語句の説明文にある気になる箇所も、選択することにより調べられます。この時、大辞林と同じく物書堂からリリースされている、角川類語新辞典 がインストールされてると、相互に連携して選択した文字を調べることが可能になります。異なる辞書間のスムーズな検索は、紙の辞書には真似ができません。また、インデックス画面には、人名・外来語など、ジャンル別に分類された項目が表示されています。ここから気の向くまま見ていくのも、新しい発見があって楽しいですよ。
他にも類語辞典はありますが、大辞林との相互連携の便利さでこれを選びました。無料辞書アプリで紹介した、「類義語辞書と英語辞書」でも他の国語辞書アプリを呼び出す事が可能ですが、その逆ができません。その点を除けば、似たような操作ができるので、すでに国語辞書をお持ちの方は、あえて購入する必要はないと思います。
有料のオフライン国語辞書としては最安だと思います。広辞苑や大辞林に比べると収録語数に見劣りを感じますが、日常生活で必須の7万3500語が収録されています。また、検索方法も「前方・後方・部分・完全一致」の他、全文検索では、指定の語句が解説文に含まれる項目をピックアップすることが可能です。
EPWING形式の辞書を閲覧するためのアプリです。おすすめ IOS 辞書アプリ 【 無料編 】で紹介した EBPocket free の有料版です。こちらは、クロス検索・複合検索など、さまざまな検索方法に対応しています。検索ワード履歴の参照やEvernote、facebookとの連携も可能です。
NHK日本語発音アクセント辞典のiOSアプリ版です。
私も含めて、正しいアクセントで話している日本人は、なかなかいないと思います。正しく話しているつもりでも、出身地の方言や個人の癖などの影響は必ずあります。自分ではなかなか気づかないものです。でも、そんなに神経質になることはなく、同僚にチェックしてもらったり、アクセント辞典の発音と自分のを比べて、少しずつ修正していけばいいと思います。
この辞書を利用するには、無料アプリのデ辞蔵【国英和Wiki+AddOn機能】が必要です。