オフラインでサクサク調べる
Widkipedea (ウィキペディア) は、オンラインのフリー百科事典です。誰でも一度は利用したことがあるかと思います。私は新しい用語や人名などを調べる時に、よく活用しています。でも、オンラインの百科事典なので、インターネットに接続しなければ利用できません。これではちょっと不便ですね。そこで、インターネットに接続していない状態 (オフライン) でもWidkipedeaを利用できる方法を紹介します。
Wikipediaのデータをスマホ (iPhoneやアンドロイド携帯) に入れておけば、学生からのちょっとした質問にも答えられますよ。例えば・・・
「先生、私は◯◯ (映画・アニメなど) が大好きです。知ってますか?」と聞かれた時です。知らない場合、普通は「う~ん、ちょっとわからない・・・」で終わってしまいます・・・
そんな時に、Wikipediaがスマホに入ってたらどうでしょう。
サクッと調べて「見た事ないけれど、その監督(俳優・声優)は知ってるよ~」と話を広げられます。
学生と感覚を共有できる事はとても重要です。授業もしやすくなります。たとえ知らない事でも、Wikipediaを媒介にしてコミュニケーションをとることが出来ます。便利な時代ですね。
オンラインで調べてもいいのですが、スマホにデータを入れておけば、ネットの回線状態に依存しないでスムーズに調べられますよ。
Wikipediaのデータをダウンロードする
上のスライド画像を参考にしてください。両端の矢印をクリックすると移動が出来ます。
まずは、Bookends のサイトで Wikipedia のデータをダウンロードします。通常版と軽量 (Lite) 版の2種類あります。軽量版は画像などが含まれないため、通常版と比べると容量が小さいです。情報をチェックするだけなら、軽量版で十分だと思います。それでは、今回は軽量版を例に説明していきます。
Bookends のサイトへ行き、スライド画像を参考にクリックしていくと、Wikipediaデータをダウンロードする場所 (スライド画像3) にたどり着きます。
Wikipedia(ja)0402/Lite (赤枠の部分のファイル) をダウンロードしてください。4桁の数字(0402)は更新日を表しています。最新のものをダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルを解凍する
Wikip_ja0420Lite.part1.exeファイルをダブルクリックしてください。スライド画像2が表示されるので、[ Extract ] を選択してファイルの解凍を行なってください。
作業が完了すると、[ Wikip_ja0420Lite ] というフォルダが作成されます。フォルダの中身は、[ epwing ]・[ etc ]・[ license ]・install.htm・README.PKG です。
Epwing用の閲覧ソフトをインストールする
WikipediaのデータはEpwingという形式のものです。利用するには、まずお使いのiOSデバイス (iPhoneやiPadなど) へEpwing用の閲覧ソフトをインストールする必要があります。
私はEBPocketを使っています。このソフトには、無料のFree版と有料のProfessional版があります。無料版は検索方法などに機能制限がありますが、Wikipediaのデータをちゃんと閲覧出来ます。
EBPocket Professional
Android iOS
WikipediaのデータをiPhoneへ転送する
解凍して出来たフォルダを、iOSデバイス (iPhoneやiPadなど) へ転送します。フォルダ名はそのままでも、わかりやすく[ Wikipedia日本語版 ] と変更しても構いません。
転送にはiFunBox (Windows&Mac) という無料ソフトを使って行います。転送場所は、iOSのバージョンにより異なりますので注意してください。
以前のバージョン | Rawファイルシステム/Photos/EBPocket/ |
iOS6以降 | Appファイル共有/EBPocket/EBPocket/ |
Epwing形式なら閲覧できます
Wikipediaのデータは日本語版だけでなく、英語版や中国語版などいろいろあります。各国のファイルは Bookends でダウンロードができます。また、EBPocketでは、Wikipediaのデータに限らず、Epwing形式であれば閲覧可能です。現在新しい辞書は発売されていませんが、ヤフオクで探すことができます。1000円以下で必要な物があったら、購入しても良いかと思います。