アクトロイドとボーカロイドとデーブ

2013年05月23日
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表情やしぐさなどに人間らしさが加わったロボットを、アクトロイドと呼ぶそうです。
2009年に産総研が発表した HRP-4C を初めて見た時はとても驚きました。人間のそれには及びませんが、動作がとても滑らかでした。下の動画は、株式会社ココロのアクトロイドFとその弟(男性版)です。

人間にかなり近づいてきましたね。男性版のほうが、自然に見えるのは気のせいでしょうか。確かにロボットとして見た場合、素直にすごいと思います。でも、人間と比べた場合、表情の乏しさが気になって、ちょっと気味悪い感じがします。

私がボーカロイドの曲を初めて聞いた時も、驚きより嫌悪感の方が強かったです。そんな私も、今では初音ミクが大好きです。完全に歌手として受け入れちゃっています。私自身は、もう人間とボーカロイドの歌に、境界線を感じなくなっています。もっと完成度が高まれば、アクトロイドに対しての違和感も薄れていくことでしょう。

日本語学習者に感じる外国人と日本人の境界線も似た感じではないでしょうか。例えば、相手の日本語にイントネーションや文法の間違い(違和感)があると、あっ、この人は外国人なんだって思います。でも、流暢な日本語を話す外国人の場合はどうでしょう。例えば、テレビでデーブスペクターが話していても、彼の事を外国人と意識して見ている人が何人いるでしょうか。アンサイクロペディアでも、埼玉県出身の自称アメリカ人になってるし(笑)。近い将来、ここで紹介した動画を笑って懐かしむ時代が来るかもしれません。

上の動画は、2013年5月1日 高島屋大阪店で行われたイベントです。相手の言葉を判別して、人と会話をする機能が搭載されています。