Google Glassの便利さは、私たちの生活にプラスなのか。

2013年07月24日
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私たちの重要なストラテジーは、テクノロジーを可能な限り感覚的にすることです。直感と言ってもいいと思います。それが出来たら人はもっと高速につながり合うことが出来る。そう思っています。

テクノロジーを見えなくすること。直感的に使えるのはいいけど、相手が何をしているのかわからないのは、ちょっと不安を感じます。Google Glassは写真やビデオを撮るアクションすらないのです。そこまで見えなくする必要性があるのでしょうか。
操作のときに、声で指示する必要があるので大丈夫と思うかもしれません。でも、OSはAndroidなので、root化すれば割り当てられている音声を別の物に変えることもできそうです。例えば、「お腹すいた~」でビデオ録画開始とか。

知らないうちに自分の写真やビデオを撮られ、facebookやyoutubeなどにアップされる。Google Glassが普及したら、この様な事は普通の出来事になると思います。赤の他人とも知らないうちに繋がってしまう。嫌がる人もいるでしょう。特に女性は。人と高速につながり合う=便利 or 幸福とみんなが考えているとは限りません。

Google Glassを装着した人間は、現実世界のgooglebotのようです。あらゆる情報を見つけてはネットにアップして、googleの検索精度アップに貢献していきます。
なんだか個人のプライバシーよりも、あらゆる人間と情報をつなげて、検索しやすくする事に重点を置いている気がします。

私は個人のプライバシーは尊重すべきだと考えていますが、プライバシーという概念は大きく変わっていくと思います。生まれた時からGoogle Glassがある世代の人と私のプライバシーに対する考え方は、全く違うものだろうと予想されるからです。プライバシーのジェネレーションギャップってとこですかね。